9月9日 重陽の節句
2024年09月04日
菊を楽しむ「重陽の節句」をご存知でしょうか?
重陽の節句は菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべた菊酒を飲んだりして、不老長寿を願う行事です。
平安時代の初めに中国から伝わったとされていて、古来中国では奇数の日は縁起のよい「陽の日」とされ、3月3日や7月7日など奇数が重なる日を祝い節句としました。
そして、中でも一番大きい陽の数である「9」が重なる9月9日を「重陽(ちょうよう)」と呼び、祝いの行事になりました。
古来中国には、菊の花からしたたる露が川に落ち、その川の水を飲んだ者が長寿になったという「菊水伝説」があります。
薬効の植物とされてきた菊が平安時代に日本にも語り継がれ、今でも不老長寿を願い邪気を払う花として定着しています。